生後9ヶ月ころになり、離乳が進んでくると、
哺乳瓶をいつまで使っていいのか気になってきますよね。

1歳までと本に書いてあったけど、
そろそろ卒業に向けて準備したほうがいいのかな?

長く使うのは良くないって聞いた。
でも哺乳瓶じゃないと、ミルクを飲んでくれないし…
哺乳瓶の使用時期は、実は決まっていません。
そのためいろいろな意見があるようです。
専門家たちの間では、1歳〜1歳半という意見が多いので、ひとつの目安にしてはいかがでしょうか。
この記事では、哺乳瓶に関する気になることをまとめました。
- 哺乳瓶はいつ頃まで使っていいか
- 使い続けると悪影響があるのか
- みんなの卒業時期
ぜひお読みいただき、安心してミルク育児を続けてくださいね。
哺乳瓶はいつまで使っていい?

目安は1歳〜1歳半
哺乳瓶の卒業は、1歳〜1歳半をひとつの目安とするのがいいようです。
理由は大きく2つあります。
- この時期の卒業を勧める歯医者さんが多い
- 卒乳の時期と重なる
小児歯科が推奨している時期がこのくらい
複数の歯医者さんのホームページを確認したところ、
1歳〜1歳半を目安とする意見が多いです。
ちなみに、小児歯科学会の推奨時期は2歳ころまでです。
参考:公益社団法人 日本小児歯科学会 こどもたちの口と歯の質問箱
卒乳と一緒に進めやすい
この頃だと卒乳する子も多いので、同時に哺乳瓶もやめやすいというメリットもあります。

哺乳瓶以外でミルクを作って飲ませるのも手間なので、
ミルクと一緒に哺乳瓶も卒業するのがラクでおすすめです。
絶対にこの時期まで!という決まりはない
ただし明確な基準は決まっておらず、個人差が大きいといわれています。
月齢を気にして焦りすぎず、お子さんの様子を見ながら決めるのがよさそうです。
哺乳瓶をやめたほうがいい理由


哺乳瓶はミルクを飲むときに欠かせないものだったけれど、
なぜ卒業しないといけないの?

理由は大きく2つあるみたいです。
- 虫歯の原因になる
- 歯並びが悪くなる
虫歯の原因になる
1つ目の理由は、虫歯になりやすくなるからです。
哺乳瓶を使うと、口の中に長い間ミルクが溜まるそうです。
そのため、哺乳瓶の後は必ず水を飲ませたり、
歯磨きを丁寧に行うなどのケアが必要。
もし寝かしつけで使っていて、ミルクを飲んだ後歯磨きをしないまま眠ってしまう場合は、
歯が生えてくる頃には習慣を見直したほうがいいかもしれません。
歯並びが悪くなる
2つ目の理由は、歯並びが悪くなるためです。
哺乳瓶を使って前歯に負荷がかかると、出っ歯になりやすくなるようです。
ただし、「3歳までにやめさせれば歯並びは治る」という意見のお医者さんもいらっしゃるようです。
参考:ベネッセ教育情報 体の部位アドバイス – 歯に関すること

不安な場合は、かかりつけの小児歯科で
相談してみるのがおすすめです!
みんなの哺乳瓶卒業はいつだった?

哺乳瓶の卒業は1歳〜1歳半を目安にすればいいことが分かりましたが、
「実際、みんなはいつ卒業したの?」「どうやって卒業した?」というのも気になりますよね。
そこで、ネットに寄せられた実体験をまとめました。
我が家の卒業体験も書いたので、よければご覧ください。
1歳以降、ストローマグを使って卒業した人が多い
卒業時期:80%近くが「1歳以降」
ネットでの意見を調べたところ、以下のような結果になりました。
「1歳〜1歳半」「1歳半〜」の合計が76.9%なので、
8割近くが1歳までは哺乳瓶を使っていたことが分かります。

卒業の方法:哺乳瓶からストローマグへ移行
卒業させるときは、ストローマグで飲めるように練習したという方が多いです。
ストローでうまく飲めない場合は、紙パックの麦茶などで練習するのがいいとのこと。
赤ちゃんにストローを咥えさせて、パックを少し押してあげると、
ストローから飲む感覚を覚えやすいようです。
参考:ピジョンインフォ|お悩み相談室「どうすればいいですか??」

ストローマグはきれいに洗うのが難しいので、
ミルクを入れる場合は洗い残しに注意が必要です。
我が家の卒業体験記(1歳半ごろ)
我が家の場合は、卒乳と同時に哺乳瓶も卒業できたのでラクでした。
1歳ころ:昼間のミルクを卒業
1歳頃には食事で満足するようになり、日中のミルクがいらなくなりました。
お風呂上がりのミルクは喜んで飲んでいたため、続けていました。
1歳2ヶ月:お風呂上がりのミルクが減る
月齢が進むにつれ、食事量がどんどん増えていき、食べすぎではないかと気になってきました。
たくさん食べた日、試しにミルクを出さなかったら、特にぐずることもなく寝てくれました。
それからは欲しがった日だけあげるように。欲しがる日も徐々に減っていきました。
1歳5ヶ月:哺乳瓶、ミルク拒否
1歳5ヶ月頃、体調不良であまり食べられない日があったので、ミルクを渡したところ拒否。
完全に卒業したことがわかり、哺乳瓶をしまうことにしました。

本人のペースでゆっくり卒業できたので、
親子ともにストレスが少なかったと思います。
まとめ:1歳前なら焦らなくてもOK
哺乳瓶の卒業時期についてまとめました。
- 卒業は1歳〜1歳半を目安に
- 歯医者さんの間では、このくらいの時期までとする意見が多い
- 卒乳と一緒に進めやすい
- 個人差があるので、赤ちゃんの様子を見ながら決めよう
- 寝かしつけに使う場合は、虫歯になりやすくなるので注意
1歳前であれば、無理にやめさせる必要はなさそうですね。
離乳食をしっかり取れていて、託児などの理由でやめさせたいのであれば、
ミルクの回数を減らしたり、コップやストローの練習を始めたりしてもいいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
育児の負担を少しでも減らせていたら嬉しいです。
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