【完ミ】生後3ヶ月の授乳スケジュール［目安/実例/Q&A］

完ミ育児は、情報が少なくて不安になりますよね。

生後3ヶ月頃だと、完ミの家庭は10％程度^（※1）ととても少ないです。

そのため、こんな不安や疑問を持っても、参考になる情報がなかなか見つからなかったりします。

私も2人の子どもを完ミで育てましたが、調べても事例が少なくて、

不安になったり自信を持てなかったりすることがしばしば…。

そこで、同じ不安を抱える方に向けて、ミルク量の目安や実際の授乳スケジュールをまとめました。

完ミ育児をラクにするコツも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

生後3ヶ月のミルク量・授乳スケジュールの目安は？

生後3ヶ月/完ミのミルク量と、授乳スケジュールの目安について解説します。

ミルク量の目安

ミルク量の目安を知る方法は、主に次の2つです。

• ミルクの容器を確認する
• 赤ちゃんの体重から計算する

ミルクの容器にある『目安表』を確認する

ミルクの推奨量はメーカーごとに決まっているので、

お使いのメーカーの量を確認してみてください。

ミルクの容器にこのような表が載っていると思います。

画像のミルク（明治ほほえみ）だと、生後3ヶ月頃の推奨量は、

4行目に記載の120〜160ml×6回（1日あたり720〜960ml）です。

赤ちゃんの体重から計算する

ミルクの目安表は月齢を基準に書かれていますが、赤ちゃんの体重を基準にする考え方もあり、

1日150ml/kg体重（120～180ml/kg体重）^（※2）といわれています。

体重が6kgであれば、150ml×6＝900ml（720〜1080ml）になります。

モデル授乳スケジュール

ミルクの目安表を参考に、生後3ヶ月/完ミの授乳スケジュール例を作成しました。

目安を確認するうえで大事なポイントも解説します。

生後3ヶ月/完ミの授乳スケジュール例

1日のスケジュールはこんなイメージです。

• 授乳間隔：4時間
• 夜間授乳：1〜2回

	時間	ミルク量
	4時	140ml
	8時	140ml
	12時	140ml
	16時	140ml
	20時	140ml
	24時	140ml
合計	6回	840ml

この通りにするのがベストというわけではないので、参考としてご覧ください。

回数や1回あたりの量よりも、1日に飲む量が大事

一度に飲める量は、赤ちゃんによって差があります。

そのため、1回あたりの量や回数よりも、1日の目安量を基準に考えるといいようです。^（※3）

一回の授乳で100mlしか飲めない赤ちゃんの場合は、授乳回数を増やす必要がありますし、

逆に180ml飲める赤ちゃんであれば、授乳回数が目安より少なくても問題ありません。

ミルクの不安Q&A

3ヶ月頃の完ミ育児で、よくある疑問にお答えします。

Q. ミルクの量が目安よりも少ない…

A. 赤ちゃんが元気なら問題なし。心配なら小児科などで相談を

1日の目安量に達していなくても、赤ちゃんが元気で、体重が増えていればOKです。^（※4）

赤ちゃんの体重は、次のような施設で測ることができます。

体重測定だけでなく、助産師さんや小児科の先生に育児の不安を相談できることもあります。

心配な場合は、お近くの施設を調べてみてくださいね。

Q. 授乳間隔がなかなか空かない！

A. 個人差が大きい。焦らず、授乳の負担を減らす工夫を

ネットで「授乳リズムが決まってくる時期」「夜通し寝るようになった」などの情報を目にすると、「うちのやり方が悪いのかな…？」と不安になりますよね。

でもそれらは一般論や、一個人の体験談。

赤ちゃんによって個人差がある^（※5）ので、ママのせいではありません。

とはいえ、育児の疲れが溜まってくる時期なので、できるだけ休みたいですよね。

パパがいる時間は授乳を代わってもらったり、ミルク作りを楽にする方法を取り入れたりして乗り切りましょう。

Q. 授乳の時間を決めてもいい？

A. 赤ちゃんにとって無理のない範囲ならOK

授乳は基本的に、赤ちゃんが欲しがるタイミングで行うのがいいですが、

入浴やきょうだいの登園・登校などの都合で、授乳の時間を固定したい場合もあると思います。

赤ちゃんが吐き戻したり、お腹が空きすぎて大泣きしたりしないのなら、

授乳の時間をある程度決めてしまっても問題ないと思います。

まとめて飲む子であれば、5時間くらい空けても機嫌良く過ごせる場合もあるし、

小分けに飲むタイプの子なら、少なめの量を2〜3時間間隔で飲ませるのがいいかもしれません。

赤ちゃんの様子をよく見ながら、ご家庭に合うリズムを探してみてください。

実例！我が家の授乳スケジュール

我が家の長女と長男の、生後3ヶ月頃の授乳スケジュールを紹介します。

2人とも、1ヶ月頃から完ミで育てました。

体重がかなり違うので、小さめ赤ちゃん・大きめ赤ちゃんどちらのママにも参考になると思います。

長女 (体重：5kg)

月齢基準の推奨量より少なめ

やや小柄だった長女。3ヶ月の頃は、ざっくり以下のペースでした。

• 1日5回
• 1回あたり100〜150ml
• 夜間授乳1回

生後15週のタイムスケジュール（長女、5kg）

スケジュールはおおむね下記のとおり。

まだ生活リズムができておらず、1時間くらい前後する日も多かったです。

	時間	ミルク量
	6時	150ml
	10時	110ml
	13時	130ml
	16時	100ml
	19時	130ml
合計	5回	620ml

体重基準だと、目安量の範囲内

体重から1日の目安量を計算すると、150ml×5kg＝750ml。

120mlで計算すると600ml/日になるので、目安量の範囲内に収まります。

長男 (体重：7kg)

1日の総量は月齢基準の目安どおり。回数少なめ

大きめの長男。3ヶ月頃はこんな感じ。

• 1日4〜5回
• 1回あたり110〜200ml
• 夜間授乳1回

授乳回数が5回から4回に減りつつある時期で、

1回あたりのミルク量も5回飲む日は少なめ、4回の日は多めと幅がありました。

生後15週のタイムスケジュール（長男、7kg）

5回の日はだいたいこんな感じでした。

19時のミルクはほぼ固定で、他は1時間くらい前後する日も多かったです。

	時間	ミルク量
	3〜5時	200ml
	10時	160ml
	13時	160ml
	16時	110ml
	19時	130ml
合計	5回	760ml

体重基準でも目安の範囲内

体重から1日の目安量を計算すると、150ml×6.2kg＝930ml。

120mlで計算すると744ml/日なので、目安の範囲内です。

完ミ育児を楽にするコツ

完ミは1日に何度もミルクを作らないといけないのが負担ですよね。

2人を育てた経験から、少しでもラクになる方法をお伝えします。

哺乳瓶は最低3本＆広口タイプ

3本あれば、洗う頻度を減らせる

1日5〜6回授乳する場合、哺乳瓶が2本だと1日3回洗わなければいけません。

3本あれば、洗う回数が2度で済みます。

5〜6本用意してもいいのですが、場所を取るのと、

消毒しづらくなるので3本くらいがおすすめです。

うちではミルトンを使っていますが、240ml瓶が3本すっぽり入ります。

広口だとミルクを入れやすい

哺乳瓶は細いものより、こういう太めのものがおすすめです。

理由は、ミルクのスプーンが入れやすいからです。

細い哺乳瓶だと慎重にスプーンを入れなければならず、地味にストレスです。

太めだとサッと入れることができるし、哺乳量が増えると、

こういう大きいスプーンを使うこともできて時短になります。

100円ショップのベビー用品コーナーでも買えます。

お湯と水を常備

ミルクを作る回数は新生児の頃より減りますが、まだ夜中のミルクが必要な時期。

いつでもすぐに作れるよう、お湯と水を常に使える状態にしておくのがおすすめ。

うちでは最初、保温できるケトルとミネラルウォーターを使っていたのですが、

お湯を沸かし忘れたり、水を切らしてしまったり…と、

スムーズにミルクを作れないこともしばしば。

ウォーターサーバーを置いてから、ミルク作りがぐっと楽になりました。

まとめ：授乳リズムが整うまであと少し。工夫して乗り切ろう

生後3ヶ月/完ミの授乳量とスケジュールについて紹介しました。

まだまだしんどい時期ですが、生活リズムができるまでもう少し。

授乳もできるだけラクをして、ママの体を休めてくださいね。