完ミ育児は、情報が少なくて不安になりますよね。
特に生後1ヶ月だと、完ミ育児の割合は3.6%(※1)と非常に低いです。
そのため、こんな疑問を持っても、参考になる情報がなかなか見つからなかったりします。

うちの子、飲み過ぎ?飲まなさすぎ?

どのくらいの間隔でミルクをあげたらいいのかな?
私も2人の子どもを完ミで育てましたが、調べても事例が少なくて、
不安になったり自信を持てなかったりすることがしばしば…。
そこで、同じ不安を抱える方に向けて、ミルク量の目安や実際の授乳スケジュールをまとめました。
- 生後1ヶ月のミルク量目安とモデルスケジュール
- きまま家のスケジュール実例(長女、長男)

完ミ育児のイメージを持っていただけると思います!
完ミ育児をラクにするポイントも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
生後1ヶ月のミルク量・授乳スケジュールの目安は?
ミルク量や回数の目安を知る方法は、主に次の2つです。
ミルクの容器にある『目安表』を確認しよう
推奨量はメーカーごとに決まっているので、お使いのメーカーの量を確認してみてください。
ミルクの容器にこのような表が載っていると思います。

画像のミルク(明治ほほえみ)だと、生後1ヶ月頃の推奨量は
2行目に記載の80〜120ml×7回(1日あたり560〜840ml)となります。
モデルスケジュールと1日あたりの目安量
モデル授乳スケジュール
先ほどの目安表を参考にすると、1日のスケジュールはこんなイメージです。
時間 | ミルク量 | |
---|---|---|
2時 | 100ml | |
6時 | 100ml | |
9時 | 100ml | |
12時 | 100ml | |
15時 | 100ml | |
18時 | 100ml | |
22時 | 100ml | |
合計 | 7回 | 700ml |

授乳間隔は3〜4時間くらい、
夜間授乳は1〜2回ですね。
回数や1回あたりの量よりも、1日に飲む量が大事
一度に飲める量は、赤ちゃんによって差があります。
そのため、1回あたりの量や回数よりも、1日の目安量を基準に考えるといいようです。(※2)
一回の授乳で60mlしか飲めない赤ちゃんの場合は、授乳回数を増やす必要がありますし、
逆に140ml飲める赤ちゃんであれば、授乳回数が目安より少なくても問題ありません。
目安量より多い・少ない…これって大丈夫?

うちの子が飲んでいる量、
目安量とけっこう違うみたい…

赤ちゃんに合った量なら心配ないですよ!
体重が順調に増えていれば心配ない
赤ちゃんの顔色や機嫌がよく、体重が増えていれば、あまり心配しなくても大丈夫。(※3)
体重は母乳外来や市役所などで計測できるので、産院や役所の子ども課に尋ねてみてください。
不安な場合は、地域の助産師や小児科の先生に相談するのがおすすめです。
赤ちゃんの体重からミルクの量を計算する方法もある
ミルクの目安表は月齢を基準に書かれていますが、
赤ちゃんの体重を基準にする考え方もあり、
1日150ml/kg体重(120~180ml/kg体重)(※4)といわれています。
体重が4kgであれば、150ml×4=600ml(480〜720ml)になります。
【参考】
(※1)(※2)(※3)厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
(※4)雪印メグミルク ぴゅあ&たっち「混合育児(栄養)はどのくらいミルクを与えたらよいの?1回あたりの目安量について」http://meg-snow.com/snowbaby/article/mixed-feeding/schedule
【実例】我が家の授乳スケジュール
我が家の長女と長男が生後1ヶ月の頃のスケジュールを紹介します。
2人とも1ヶ月頃から完ミで育てました。
体重がかなり違うので、小さめ赤ちゃん・大きめ赤ちゃんどちらのママにも参考になると思います。
長女 (体重:3.7kg)
月齢基準の推奨量とだいたい同じ
やや小柄だった長女。1ヶ月の頃は、ざっくり以下のペースでした。
- 1日7回
- 1回あたり80〜100ml

おおむね、ミルク缶に記載の推奨量と合っていました。
スケジュールを平均すると表のとおり。
まだ生活リズムができておらず、1時間くらい前後する日も多かったです。
生後8週のタイムスケジュール(長女、3.7kg)
お風呂は18〜19時で、そのあとミルクを飲んだら5〜6時間寝ていました。
夜間授乳は2回です。
時間 | ミルク量 | |
---|---|---|
1時 | 80ml | |
4時 | 100ml | |
8時 | 100ml | |
10時 | 100ml | |
13時 | 100ml | |
16時 | 100ml | |
19時 | 100ml | |
合計 | 7回 | 680ml |
体重基準の目安量より多め
体重から1日の目安量を計算すると、150ml×3.7kg=555ml。
180mlで計算しても666ml/日になるので、多めに飲んでいたことになります。
でも成長曲線に沿って緩やかに育っていたので、本人にとっては適量だったようです。
長男 (体重:5kg)
月齢基準の推奨量より多め
出生体重が3800gを超えていた長男。1ヶ月頃はこんな感じ。
- 1日7回
- 1回あたり100〜120ml

ミルク缶に記載の推奨量よりも、
1日あたり140mlほど多く飲んでいました。
平均スケジュールは表の通り。
生活リズムができていないので、1時間くらい前後する日も多かったです。
生後6週のタイムスケジュール(長男、5kg)
お風呂は19時頃に入り、そのあとミルクを飲んで4〜5時間寝ていました。
夜間授乳は、長女と同じく2回です。
時間 | ミルク量 | |
---|---|---|
1時 | 100ml | |
4時 | 120ml | |
8時 | 120ml | |
12時 | 120ml | |
14時 | 120ml | |
17時 | 120ml | |
20時 | 120ml | |
合計 | 7回 | 820ml |
体重基準だと目安の範囲内
体重から1日の目安量を計算すると、150ml×5kg=750ml。
180mlで計算すると900ml/日。
月齢のわりによく飲む印象でしたが、体重基準だと目安の範囲に収まっていました。
完ミ育児を楽にするコツ
完ミは1日に何度もミルクを作らないといけないのが負担ですよね。
2人を育てた経験から、少しでもラクになる方法をお伝えします。
哺乳瓶は最低3本&広口タイプ

3本あれば、洗う頻度を減らせる
私はきれいな哺乳瓶が常に1本はある状態にしたいので、
2本で回していたときは、授乳のたびに洗っていて負担でした。
今は3本用意し、2本使ったら洗うようにしています。洗う頻度が半減してラクになりました。
一度に洗うのが2本くらいだと、薬液消毒やスチーム消毒の容器にも入れやすいのでおすすめです。
広口だとミルクを入れやすい
哺乳瓶は細いものより、こういう太めのものがおすすめです。
理由は、ミルクのスプーンが入れやすいからです。
細い哺乳瓶だと慎重にスプーンを入れなければならず、地味にストレスです。
太めだとサッと入れることができるし、哺乳量が増えると、
こういう大きいスプーンを使うこともできて時短になります。
100円ショップのベビー用品コーナーでも買えます。
お湯と水を常備しておく
ミルクは毎日7回前後作る必要がありますが、そのたびにお湯を沸かすのはけっこう大変です。
いつでもすぐに作れるよう、お湯と水を常に使える状態にしておくのがおすすめ。

うちでは最初、保温できるケトルとミネラルウォーターを使っていたのですが、
お湯を沸かし忘れたり、水を切らしてしまったり…と、
スムーズにミルクを作れないこともしばしば。
ウォーターサーバーを置いてから、ミルク作りがぐっと楽になりました。
まとめ:1日の目安量を参考に、赤ちゃんとママに合ったペースで
生後1ヶ月/完ミの授乳量とスケジュールについて紹介しました。
目安の量やスケジュールを参考に、
赤ちゃんの個人差や各家庭の入浴時間などに合わせて調整すればOKです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
育児の負担を少しでも減らせていたら嬉しいです。
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