離乳食を始めるとき、ブレンダーや離乳食セットを買い足すのはよく聞きますが、
包丁やまな板、鍋など基本の道具はみなさんどうしているのでしょうか?
これまで大人の料理に使い、いろいろな食材に触れている調理器具…
赤ちゃんが食中毒になったり、アレルギーが出たりしないか心配ですよね。
私も離乳食を作るにあたって怖かったので、いろいろと調べました。
結論、以下の2点を守ればいつも使っている調理器具で問題ないです。
- きれいに洗う
- しっかり加熱調理する
なぜ問題ないのか、具体的にどう気をつければいいか解説しているので、
この記事を読めば安心して離乳食を始められますよ!
大人と同じものを使っていい。清潔にすることが大事
離乳食を作る際、包丁・まな板・鍋などの調理器具は大人と同じものでかまいません。
理由は次の2点が挙げられます。
離乳食が始まるころには免疫がついてくる
まず、離乳食が始まる頃には赤ちゃんの抵抗力がついてきているからです。
赤ちゃんが持つ免疫物質の量は、生まれた直後から減少しますが、
生後半年ごろを境に増加に転じます。
離乳食を始めるのもちょうどこの頃。
我が家もこの時期には何でもかんでも口に入れていて、除菌が全く追いついていませんでしたが、
下痢も風邪もなく元気に過ごせていました。
離乳食の調理器具に関しても、新品でなくても問題ないと考えられます。
加熱でかなりの菌が死滅する
次に、離乳食は調理の過程でしっかり加熱するからです。
食中毒菌の多くは、しっかり加熱することで死滅すると言われています。
包丁やまな板に多少菌がついていても、柔らかくなるまで加熱するうちに、
多くの菌をやっつけることができます。
調理のときに気をつけること
とはいえ、
- どのくらい清潔にしておけば安心?
- アレルギー発症のリスクはないの?
と気になりますよね。
ここでは、簡単にできる対策を紹介します。
【食中毒対策】しっかり洗う&加熱する
食中毒を防ぐには、以下の対策が効果的です。
- 調理器具はしっかり洗う、できれば熱湯などで消毒する
- 食品は加熱してから食べる
それぞれ詳しく解説します。
生肉や生魚に触った後は必ず洗う
政府広報オンラインによると、肉や魚を原因とする食中毒には小さな子どもが重症化しやすいものがあるそうです。
厚労省のHPでは、食中毒の予防として以下のような注意喚起がなされています。
◆ 生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
◆ 生の肉や魚を切った包丁やまな板は、洗ってから熱湯をかけたのち使うことが大切です。
厚生労働省ホームページより引用(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00008.html)
「使うたびに消毒するのは手間」「本当にきれいになったか心配」という場合は、
まな板や包丁を生肉・生魚と他の食品で分けると安心ですね。
我が家では手づかみ食べが始まってから、調理済み食品用のまな板を別で用意しました。
食べさせる前にしっかり加熱する
「しっかり加熱」とよく聞きますが、具体的にどのくらい?と思いますよね。
「中心温度が⚪︎度以上」と言われても、実際に測るのは難しいです。
そこで、母子栄養協会の説明が分かりやすかったのでご紹介します。
菌によって必要な温度や時間は違いますが、「しっかりフツフツと沸騰させる」ということはポイントです。
(中略)特に生肉などはしっかり色が変わるまで加熱しましょう。
一般社団法人 母子影響協会HPコラム「離乳食の加熱はいつまで必要? 離乳食の安全性」より引用(https://boshieiyou.org/rinyusyokukanetsu/)
【アレルギー対策】食べたことのない食材が混ざらないようにする
大人用の料理に使った後は、調理器具を一度しっかり洗うことをおすすめします。
理由は、赤ちゃんが食べたことのない食材が混ざらないようにするためです。
例えば卵を溶いた菜箸で離乳食の鍋をかき混ぜてしまうと、少量でも赤ちゃんの食事に卵が混ざります。
これを食べて体調が悪くなっても、原因が離乳食の具材か卵か分からないですよね。
アレルギーを防げるわけではありませんが、原因が分からなくなることを防ぐためにも、
きれいに洗った器具を使うようにしましょう。
食べられる食材が増えてくれば、洗う手間も減っていきますよ。
まとめ:神経質になりすぎなくてOK!気楽に始めよう
離乳食を始めるにあたって、包丁などの調理器具を大人用と分けるべきか?調べました。
結論、特別な配慮は必要なく、普段の調理器具で問題ないといえます。
あれこれ用意するのはお金がかかるし保管場所も取るので、手持ちのものを使えるのはありがたいですよね。
気軽に準備して、後で必要になったら買い足せばいい、くらいで大丈夫!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
育児のしんどさを少しでも減らせていたら嬉しいです。
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