離乳食が進み、乳歯が生えてくると、哺乳瓶をいつまで使っていいか気になってきますよね。

もうすぐ1歳、そろそろやめるべき?

虫歯や歯並びが心配。すぐにやめたほうがいいかな?
哺乳瓶は、1歳〜1歳半をめどに卒業するのがおすすめ。
日本小児歯科学会や厚労省が、この時期までにやめることを勧めています。
この記事を読めば、その理由や、卒業までのステップがわかります。
- 哺乳瓶はいつまで使える?
- 使い続けるデメリット
- スムーズな卒業方法
適切なタイミング・手順で卒業することで、ラクにやめやすくなりますよ。
哺乳瓶はいつまで使える?

目安は1歳〜1歳半
哺乳瓶の卒業は、1歳〜1歳半がひとつの目安といえます。
理由は2つあります。
- 小児歯科などの推奨時期
- 哺乳瓶の対象月齢
小児歯科などの推奨時期
医学的には、哺乳瓶をやめる年齢は定められていない(※1)そうです。
ですが、1歳半までの卒業が望ましいとする意見もあります。
| 日本小児歯科学会 | 1歳半(※2)を目安に哺乳瓶を卒業することを推奨。 |
| 厚生労働省 | 「むし歯予防の観点からみた卒乳時期は、離乳の完成時期をめどに」(※3)、つまり生後12ヶ月から18ヶ月頃(※4)が望ましい。 |
哺乳瓶の対象月齢
主要メーカーについて調べたところ、哺乳瓶の対象月齢は、1歳3ヶ月〜6ヶ月くらいのようです。
| メーカー | 対象月齢 |
|---|---|
| コンビ | 18ヶ月 |
| ピジョン | 15ヶ月(以降は、コップも使うよう注意書きがされている) |
| 西松屋 | 明記なし |
| チュチュ | 明記なし |
食事と水分がしっかり取れることが条件
ただし、離乳の進みには個人差があります。
1歳を過ぎていても、次の条件を満たしていなければ、哺乳瓶の卒業は待ちましょう(※1)。
- 1日3食、しっかり食べている
- コップやストローで水分を摂れる
なお、日本小児歯科学会は、10ヶ月頃からコップの練習をすることを勧めています(※2)。
この時期にやめるメリット
1歳〜1歳半頃は、スムーズにやめやすいというメリットもあります。
卒ミと一緒に進められる
この時期になると、食事からしっかり栄養を取れるようになってきます。
自然に卒ミする子も多いので、同時に哺乳瓶もやめやすいです。
イヤイヤ期と重ならない
2歳頃になると自我が強くなり、いわゆる「イヤイヤ期」がやってきます。
哺乳瓶が大好きな子だと、強烈に抵抗されてやめにくくなってしまいます。
そのため、1歳代のうちにやめるのがおすすめです。
哺乳瓶を使い続けるデメリット

哺乳瓶を長く使い続けると、次のようなトラブルにつながる可能性があります。
虫歯の原因になる
哺乳瓶は、虫歯になりやすくなるといわれています。
「哺乳びんやシッピーカップ(蓋と吸口が一体となった蓋付きカップ)を使って与えた飲料は、口の中で頻回かつ長い時間をかけて前歯に触れる」(※2)ためです。
特に次の2つは、虫歯発生のリスクが上がるので要注意。
- 寝る前や夜間の授乳
- 砂糖入りの離乳食やジュース

乳歯が生えたら、ミルクや食後の歯磨きは必須…ですね。
歯並びが悪くなる
歯並びなどへの悪影響を指摘する声もあります。
哺乳瓶での飲み方の特徴と、その影響は以下の通り(※1)。
| 飲み方の特徴 | デメリット | 影響 |
|---|---|---|
| 力が要らない | 口周りの筋力が発達しにくい | 骨格形成、発語に影響するおそれ |
| 舌を動かさない | 上顎を内側から押す力が弱まる | 歯並び(特に上の前歯)の乱れ 受け口(下の前歯が上の前歯より前に出る) |
スムーズな卒業方法

デメリットを聞くと不安になってしまいますが、いきなり取り上げるのはNGです。
哺乳瓶がなくても大丈夫な状態をつくってから卒業しましょう。
- コップ飲みを練習
- 哺乳瓶以外で落ち着かせる
- 決めたらやり通す!
コップ飲みを練習
哺乳瓶以外で水分を摂れることは、卒業にマスト。
コップで飲めるのが理想ですが、難しい場合はストローから始めてみてください。
コップ・ストロー練習Q&A
Q. ストローでうまく飲めない!
A. 紙パックの麦茶などで練習してみて
ストローをくわえさせて、パックを少し押してあげると、ストローから飲む感覚を覚えやすいようです。
糖分が入っていない、ベビー麦茶などがおすすめ。
Q. おすすめのグッズはある?
A. コンビのラクマグが便利
これ1つでコップ、ストロー両方の練習ができます。
飲み物をこぼしにくいので、2歳現在も、長距離ドライブや寝込んでしまったときに活躍しています。
哺乳瓶以外で落ち着かせる
寝かしつけに使っている場合、栄養や水分を摂ることより、安心することが目的の場合があります。
絵本や歌など、ほかの寝かしつけ方法に切り替えていくのがおすすめ(※5)です。
決めたらやり通す!
抵抗されると根負けしそうになりますが、一度やめると決めたらやり通すことも大事。
途中で哺乳瓶を与えてしまうと、かえって執着してしまい、卒業が難しくなる場合もある(※1)そうです。
番外編:ミルクと同時にやめる
可能であれば、これがいちばん簡単だと思います。
メリットは次のとおり。
- 哺乳瓶以外でミルクを作らなくて済む
- 子どもが自分でやめるので、親子ともにストレスが少ない

うちも1歳5ヶ月のとき、ミルクと同時に卒業しました。
【参考】
(※1)ベビーカレンダー「【医師監修】哺乳びんはいつまで使うの?哺乳びんから卒業をさせる方法と注意点」https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/1136(2025/12/22閲覧)
(※2)公益社団法人 日本小児歯科学会ホームページ(https://www.jspd.or.jp)「こどもたちの口と歯の質問箱 産まれてから2歳頃まで『Q.哺乳ビンはいつ頃まで使っていいのでしょうか。』」(2025/12/22閲覧)
(※3)厚生労働省健康づくりサポートネット「卒乳時期とむし歯の関係(執筆者:福田英輝)」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-014(2025/12/23閲覧)
(※4)厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2025/12/23閲覧)
(※5)愛波文『ママと赤ちゃんのぐっすり本』講談社,2018
まとめ:1歳半を目安に、でも焦らず
哺乳瓶のやめどき・やめ方について解説しました。
1歳未満であっても、3食しっかり食べてコップも使える場合は、卒業を検討してもOKです。
1歳以上で「まだ栄養面が心配…」という場合も、少しずつコップを練習したり、寝かしつけの習慣を見直すのがおすすめです。



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